中国地方を代表する街広島。約120万人もの人口を有する、中四国地方を代表する街です。
中心市街地には路面電車が張り巡らされ、観光客も多く非常に賑わっています。
そんな広島市の副都心はどのような街なのでしょうか?
副都心として考えられるのは広島駅・西風新都もあると思うますが、今回は横川を見ていこうと思います!
横川駅
まずこちらは横川の中心となる横川駅です。
広島市西区に位置し、広島駅から山陽本線で2つ隣です。副都心ですが、もはや地方都市の中心駅と言われても納得するほど立派な駅舎です。
横川駅には路面電車の電停も乗り入れます。駅前広場に乗り入れており、JRから路面電車への乗り換えは非常に便利です。
路面電車は2路線通っており、上野町や八丁堀など都心方面へも乗り換えなしで行くことができます。
路面電車の本数は多いので、時刻表を気にする必要はありません。見たところ、横川駅前から乗車する人も結構いました。
電停が駅前広場に乗り入れたのは2003年です。それまでは駅の前の道路に電停がありました。
駅前広場に乗り入れることによって利便性が増したのはもちろん、都会っぽい景観にもなったと思います。
駅前にはレトロなバスが飾られていました。
1905年(明治38年)に横川〜可部間で運行を始めたかよこバスを復元したものです。1年足らずで創業停止となりましたが、日本初の国産乗合バスであり、現在も横川の街のシンボルの1つとなっています。
駅前にはバス停もあり、バスも多く走っています。
お店は携帯ショップやカフェなどが並んでおり、なんとショッピングモールのフレスタモールカジル横川もあります。
横側でのショッピングに困ることもなさそうです。
商店街
続いて駅前のある商店街を見ていきましょう。
くろすろーど
まず、駅前すぐにはくろすろーどという商店街が伸びています。
そんなに長くなく道幅も狭いですが、飲食店や服屋さん、タバコ屋さんなどがありました。
星のみち商店街
クロスロードの先には星のみち商店街があります。
アーケードはなくなりますが、飲食店特に飲み屋さんが多く、先にはスナックやガールズバーも見えます。
その名の通り、夜にも楽しめそうな商店街です。
近くには横川シネマという映画館があります。
街の小さな映画館という感じで、マイナー作品を中心に上映しています。
外観もレトロで非常にいい感じです。
横川本通り商店街
南に歩くとすぐに大通り(国道183号線)に出ます。
その先に横川本通商店街があります。こちらは横川で一番規模の大きい商店街です。
そんなに多くお店があるわけではないですが、副都心としては十分な規模でしょうか。
駅周辺の賑やかさと比べるとかなり落ち着いてきましたが、それはこの辺りに住むという点では非常にいいのではないでしょうか。
駅前にはマンションも多くあるので、横川駅の利便性や周辺のお店の多さ、そして落ち着き、総合的に見て居住環境としてはかなり良さそうです。
横川新宿商店街
今まで見た3つの商店街は駅のメイン出口である南口にあります、反対の北口には横川新宿商店街があります。
横川の歴史
最後に横川の歴史についても見ていきましょう。
広島の街の川は南北に流れるのがほとんどの中、横川の辺りは唯一東西に流れています。この横に流れる川(天間川)が横川の名前の由来です。
川により城下町とは切り離され、江戸時代、横川は城下町への玄関口となりました。
そのことが現在にも受け継がれる交通の要衝としての横側の性格を決めることになります。江戸時代には出雲方面と岩見方面から伸び、可部で合流して横川へと続く街道が整備され、それが現在のJ R可部線へと受け継がれています。
駅前広場にあったカヨコバスも可部と横川を結ぶものでした。
横川は江戸時代から現在に至るまで、町の北へと行く時の拠点となっているのです。
横川はサッカーの町としても知られています。
駅からサッカースタジアムのエディオンピースウィング広島への道は、横川ビクトリーロードと呼ばれています。
おわりに
横川では路面電車やバスがたくさん走っていました。
周辺でショッピングは事足り、落ち着いた町で、かつ交通の要衝であり都心にも近い横川。
歩いても楽しいですし、住むところとしても非常にいいのではないでしょうか。
みなさんもこの記事も参考に、横川の街歩きを楽しんでください〜!
横川へのアクセス
JR山陽本線横川駅下車すぐ
広島電鉄7号線・8号線横川駅電停下車すぐ