岡山駅周辺はショッピングモールの宝庫です。多くの商業ビルが林立する光景は政令市岡山の玄関口にふさわしく、訪れる人々を驚かします。
今回は駅前にあるショッピングモールをまとめて、それぞれの概要も見ていきましょう!
基本的に北側から南側の順番で見ていきます(規模の大きさ順ではありません)。
さんすて岡山
岡山駅は中四国地方の交通の要衝として多くの人々が行き交っています。
その駅ビルにはさんすて岡山が入っており、お土産屋さんや飲食店が多く入っています。岡山に訪れた人がお土産を買ったりご飯を食べたりするのにとても便利な場所です。
スーパーマーケットも入っているので、地元民にとっても買い物して帰れる便利さがあります。
さんすて岡山は南館・北館・西館に分かれており、1番規模が大きいのは南館です。
南館はお土産やさんや飲食店が多く、北館には書店まるぜん、西館にはアパレルショップGUなどが入っています。
さんすて岡山が開業したのは意外に新しく2006年、全館開業したのは2012年です。
・地図
岡山一番街
ショッピングモールではないですが、地下街も見てみましょう。
岡山には中四国地方一の地下街があります。駅直結の岡山一番街です。
岡山一番街にはファッションやコスメのお店が多く入っています。またグルメストリートがあり、こちらにも飲食店が多く入っています。
地下街の特徴として、後から見る各商業施設へ直結しているということがあります。地下街直結の駅改札口もあり、人通りは非常に多いです。
地下街はその歴史も古く、開業したのは山陽新幹線岡山乗り入れ2年後の1974年です。
長い歴史を感じさせないおしゃれな空間です…。
・地図
成通岡山ビル(ビックカメラ)
路面電車電停岡山駅前の前にはビックカメラが入る成通岡山ビルがあります。
地下1階から4階がビックカメラ、5階から8階はホテルです。
建物の歴史は古く、戦後復興のため計画された岡山会館ビルが前身です。岡山会館ビルは1961年に竣工し、当時は岡山一の商業施設だったと言います。
リニューアルしビックカメラが入ったのは2007年です。
・地図
イコットニコット
ビックカメラの横にはイコットニコットというショッピングモールがあります。
イコットニコットには、地下1階にスーパーマーケットやネットカフェ、1階には飲食店、2階には書店のTSUTAYA、また3〜5階にも100円ショップダイソーやサロンなどが入っています。
イコットニコットがオープンしたのは2018年と比較的新しいですが、その前進であるダイエー岡山店は1978年に開業しました。
ちなみにダイエーが核店舗として入っていた時代は、建物はドレミの街の愛称で呼ばれていました。
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岡山駅前商店街
こちらもショッピングモールではないですが、ビックカメラの横には商店街もあります。
桃のオブジェがシンボルの岡山駅前商店街です。
商店街は飲食店が多く、ベトナムのスーパーマーケットやレストランもあるので異国情緒を感じることができます。
商店街にはビックカメラやイコットニコットへの入口もあります。
駅前商店街の始まりは戦後の闇市です。
現在は朝市などのイベントを行うなど、周りに大型商業施設が多い中なかなかの活気があります。
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岡山高島屋
駅前には百貨店、高島屋もあります。
ちなみに繁華街の表町にも地元百貨店天満屋があります。
高島屋には婦人服や紳士服、インテリア用品を取り扱うお店などが入っています。
上の階には催事場もありまさに百貨店といった感じです。
高島屋は山陽新幹線岡山駅開業の翌年、1973年にオープンしました。
・地図
第一セントラルビル
ショッピングモールとは言えないかもしれませんが、高島屋の横にはホールや会議室などが入る第一セントラルビルの1号館と2号館があります。
2号館にはドンキホーテやアニメイトが入っており賑わいを見せています。
1号館の地下には飲食店街があります。
美味しくて安い店が多いので個人的におすすめです。
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イオンモール岡山
岡山駅前のショッピングモールといえば、イオンモール岡山でしょう。
売り場面積は全国のイオンモールの中で6位と非常に規模が大きいです。
館内にはアパレルショップ、雑貨屋さん、書店、映画館、飲食店などなど…、多くのお店が入っています。
イオンモール岡山は2014年にオープンしました。
岡山の古くからの繁華街は駅から少し離れた表町でしたが、明治の岡山駅開業、戦後の山陽新幹線岡山駅開業と重心は岡山駅周辺に移りつつありました。
そのような中、巨大イオンモールが開業し、繁華街の重心がさらにグッと駅前に移る大きな要因となりました。
平日、土日にかかわらず非常に多くの利用客があります。大型イオンモールは郊外に立地することが多い中、駅前ど真ん中に建てられているのが特徴です。
・地図
繰り返しになりますが、以上で見てきたショッピングモールは全て駅の地下街からアクセス可能です!
おまけ
岡ビル市場
先ほどの岡山駅前商店街を抜け西川緑道公園がある先にあるのが岡ビル市場です。
昔ながらの市場で、長く市民の台所として親しまれています。
岡ビルは駅周辺の施設としては1番歴史が古いのではないでしょうか。
その前身岡山マーケットができたのは1946年です。
現在の駅前商店街の前身は戦後の闇市でしたが、それと区別して市民が安心して買い物ができるように作られたのが岡山マーケットでした。その後1951年に岡ビル百貨店が開業し岡ビルの歴史が始まります。
70年以上に渡り岡山市民の台所として親しまれた岡ビルですが、今後は取り壊され飲食店やマンション・ホテルなどが入る19階建ての複合商業施設が新たに建設される予定です。
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杜の街グレース
入り口に木々が並んでいるあちらの施設は森の街グレースです。
フードコートやスーパーマーケット、さらにオフィスや住居などが入っている複合型施設です。
施設内は非常におしゃれな空間が広がっています
オープンしたのは2022年で、かつては商業施設イトーヨカドー岡山店や屋内型テーマパーク岡山ジョイポリスがありました。
それぞれ2017年、2018年に閉店し跡地の再開発として杜の街グレースが作られました。
・地図
リットシティビル
今まで見てきたものは全て駅東口でしたが、リットシティビルは西口にあります。
ビル内には博物館岡山シティミュージアムやNHK岡山放送局、ホテルなどが入っています。
ビルは2005年に竣工したものです。
・地図
奉還町商店街
西口エリアには奉還町商店街もあります。
レトロな商店街として密かな人気があり、個性的なお店が多いです。
明治時代に入りいわば失業した武士たちが最後にもらった退職金を使い小売店を開いたのがその始まりです。武士の退職金は奉還金と呼ばれたので、商店街の名前も奉還町商店街となりました。
・地図
おわりに
今回は岡山駅周辺のショッピングモール等をご紹介しました。
さすが大都会岡山…、充実していますね。みなさんもぜひ、岡山駅周辺でのショッピング等をお楽しみください〜。
岡山駅周辺を歩いた動画をYoutubeに投稿しているので、こちらもぜひご覧ください↓